カンガルーグーラッシュの試食(リベンジ編)

以前カンガルーグーラッシュもどきの試食をしたと言う事はこのブログに書きました。

ニューヨークに在住の方のブログで見たレシピが超うまそうだったんです。

実は結構前に作ったのですが思い出して投稿したのです。
その理由はあるお店で牛肉とグリーンピースの煮込みという上の写真の料理を食べたのですが、カンガルーのグーラッシュの風味と食感と非常にそっくりだったからです。
できたらもうちょっとおいしく出来ないのかと、とあるブログを参考にして再挑戦してみました。こんどは同じカンガルーでもしっぽを使いました。
スライス厚さは1cmと5cm
こんな感じです。
見た目は何倍も違うんですが、計ってみるとそうでもないんですね。
さて、調理です。
重量はザッとなので調味料もいい加減です。
1・一晩ワインに漬け込んだ。
2・タマネギは薄切りにしてバターで炒めた。
3・カンガルーネックに小麦粉をまぶしてバターで炒めた。
4・煮込み鍋にタマネギと一緒に入れて赤ワイン300㏄と水400㏄をいれ超弱火で煮込んだ。
5・トマトペースト大さじ1とトマト缶400g一缶をつぶしながらいれた。
6・ローリエ2枚、スィートパプリカ大さじ2杯、キャラウエイシード小さじ2杯を入れた。
7・超弱火で三時間煮込んだ。
流れとしてはこんな感じです。では写真を
塩胡椒を振ってワイン100㏄に漬け込みました。ワインの量が少ないみたいだったので袋に入れてまんべんなく漬け込まれるようにしました。
タマネギ2個は薄くスライスしてバターでしんなりとなる様に頑張って炒めました。
そして小麦粉をまぶしてバターで炒めました。
そして、タマネギと炒めたカンガルーを煮込み用の鍋に入れて、フライパンの方の美味しいグレーピー(焼き汁)に赤ワイン300㏄をいれ、全部の旨味を残さず溶かしました。そして鍋に一緒に入れて、超弱火で煮込みます。
調味料はトマト缶1缶、トマトピューレ大さじ1、キャラウエイシード小さじ2杯、スィートパプリカ大さじ2杯です。あっにんにくもいれるんだっけ。忘れちゃった。
塩加減を調整してもうちょっと煮込みます。
ハイでき上がり。なんと言ってもこの筋。うまいんだなぁ。最高でした。
ここら辺で販売していると思います。ペット用と書いてありますがもちろん人間用に輸入している商品です。
週末の夕食にぜひいかがですか?

カンガルーグーラッシュの試食

最近はよそでおいしい物を食べることもある暇な肉屋ですが、もともとは自分でいろいろつくって食べてきました。

そこで、またあの頃を思い出していろいろ試食しています。
今回はカンガルーのグーラッシュ用を利用して、グーラッシュもどきを作ってみました。
グーラッシュというのは、ハンガリーの郷土料理で、角切りの牛肉を煮込んだもの。いまでは世界中で食べられていて、角切りの肉をグーラッシュ用と言って提供する場合が多くなりました。
たとえばベニソンのグーラッシュ用もあります。先日はキユーピー3分クッキングでもグーラッシュを紹介していました。もともと簡単な煮込みですから私もやってみました。昔はベニソンのグーラッシュもやってみたのですが今回はたまたま入荷したカンガルーのグーラッシュです。
カンガルーは脂肪分がほとんど無いことからとてもヘルシーだと言うことで、現在オーストラリアでは大人気になっています。スーパーの精肉売り場でもかなりのスペースを割いて販売していました。今回入荷したのはmacromeat社のカンガルーグーラッシュ用。
早速解凍してみました。今回は冷蔵庫にそのまま放置で半日です。
どうです、きれいに解凍出来ました。冷蔵庫で解凍するとやはりドリップは避けられませんね。で、きれいにドリップを取り去った物がこの写真です。
半分解凍なんて小技が出来ない暇な肉屋は1.5Kg全部解凍してしまったので、早速調理に取りかかります。
まず用意する物は、
まず肉 今回は1.5Kgのカンガルーグーラッシュ用
続いてタマネギ 2個薄くスライス
赤ワイン・・シェリー酒もつかった。
小麦粉(本来は強力粉だと思うが薄力粉しか無かった)
香辛料(塩胡椒・キャラウェイシード、月桂樹の葉など)
早速作ります。
角切りのカンガルーグーラッシュ用にシェリー酒で漬け込むこと2時間。
タマネギをスライスして、フライパンでバターで炒める。
本当はかなり炒めるらしいが、今回はしなっとなったらOKと言う事で、煮込み用の鍋に移します。
続いてお肉を炒めます。まずお肉に塩胡椒を振って小麦粉をまぶします。
そしてバターで炒めます。表面をパリッと炒めたらOK。
炒め終わったらお肉を煮込み用鍋に移します。
赤ワインをフランパンに入れ、旨い汁も全部こそげとり、煮込み用鍋に入れます。
そしたらトマト缶を2つほどいれて、ローリエ、キャラウエイシードをいれて煮込みます。
ここでポイントですが、煮込むときは沸騰させないこと。
しかし、ここでとんでもないミスが発覚しました。それはキャラウエイシードが無かったこと。そういえば、いろいろな所に買いに行ったんですが米沢では探せなかったのでした。しょうが無いので今回はなしで作りました。
お肉は沸騰させてしまうとばさばさになってしまいます。
ということで、3時間ほど煮込んだらできあがり。
なじょだす(米沢弁でいかがですかという意味ですが)
うまそうにでぎだべ。くっておごやい。
とりあえず継続販売の予定はありませんがここで購入できるかもしれません。

燻製オリーブオイルの試食

先日友人の金子君にオリーブオイルを燻製してみたから試食して観なよ・・・とその物を貰った。

オリーブオイルの燻製?
聞いたこと無いなぁ。何だろうと興味津々で試食してみた。
まずは、パンだな。と、当店で以前販売していたフランス産の冷凍パンを焼いた。
薄く切った。オイルを付けてくった。
うーまい、これはなかなかではないか。パンが旨いから、オリーブオイルもひときわ際立つ。
燻製の香りがマッチング。これは便利だおもしろいなぁ。
他の料理に使えないかな。考えて見よう!!
ということで、まずはハムでもはさんでくってみるか。
おぉ、ハムもうまい。ハムオリーブオイルパン。みんななかよしだ。
次はどんな風にして食うかな。野菜サラダは合わないだろうなぁ。なんか、肉でもやいて、温野菜サラダにしたらいいかもな。

台湾で羊肉

去年に引き続き春の旅行で台湾に行って来ました。

目的は台湾の南部の伝統食「羊肉爐(ヤンロールー)」をたべさせてくれる岡山羊肉爐です。
台北ナビによると、岡山は台湾南部の街の名前で高雄の近くにあるそうです。
ヤギ料理が有名な土地柄です。
このお店はその有名な土地の名前を付けた台北市のお店、とにかく街のなかにあって緑の大きな羊の看板が目印。はっきり言ってタクシーじゃ無いとたどり着けないね。というのも細道がすごく沢山でしかも一方通行。歩きなら良いけど知らないところだと迷いますから。
ということで、タクシーにお願いして連れて行って貰ったのだが、運ちゃんもまちがえてやんの。ずいぶん大回りしてつきました。3月だというのに汗が吹き出るほど、しかし店内は冷房がキンキン!!
ここが岡山羊肉爐です。場所は全くわかりません。タクシー必須ですね。
あわてて、外に出て外でたべることに。
まず、頂いたのがビール。もちろんビール。そして胃袋ともやしの炒め物。胃袋には隠し包丁がきれいに入っていて素晴らしい出来上がり。
まずはビール。そして胃袋の辛い奴。
もやしと胃袋の和え物。からいんだなこれが。
そしてメインは羊肉爐です。羊肉鍋のことで、ゴロゴロと骨付きの羊肉が柔らかく煮込まれている薬膳鍋。付け合わせはこのでっかい春菊。台湾の春菊は風味が穏やかだけどでかい。
これが羊肉鍋。特製の薬膳スープで煮込んであります。お肉がホロホロで柔らかい。
見て下さい。この春菊。台湾の野菜はスケールがでっかいですよ。生姜も凄い大きさでした。
薄切りの羊肉です。オーストラリア産だそうです。
羊肉の薄切りと一緒にシャブシャブして食べました。スープが美味しくていくらでも入る感じー。
そしてもう一品、これ、二の腕のところの骨です。半分にカットして煮込んであります。肉を食べてそしてストローですすります。骨髄です(´Д`)
娘が挑戦してみました。恐る恐る、すすって・・・・。うわー食感がだめだって言ってました。
で私も挑戦。おぉー、美味しい美味しい。骨髄がとろっと口の中に入ってきます。これ有りだなぁ。
娘は恐る恐るすすります。
骨の髄をストローですすります。ずるずるずるずる。うまーい。
3人で行ったので三本出してくれました。ところが1人裏切り者がいて手を付けませんでした。代わりに僕が食べました。うまかった。
そしてお決まりの交流会。ご主人にうちのページを見てもらっていろいろ説明してきました。なぜか、日本語がペラペラの方がいらっしゃって、花粉症がひどいので日本から逃げてきたそうです。そんな季節でしたね。
オーナーの黄さんに、色々な話しをお聞きしました。ちょうど日本語がペラペラな方が通訳して下さって助かりました。
また奥の方では胃袋の下処理をしていました。大きな包丁を使って小さくカット、上手なもんです。
またまた美味しかった。もう一回台湾に行きたくなっちゃったなぁ。
大きな中華包丁を使って丁寧に胃袋を処理していました。大変な作業です。

吾妻山麓最上川源流伏流水仕込み熟成マトン一口ステーキの試食

ずいぶん長い名前ですけど、まぁしゃれです。で、略して熟成一口ステーキ。

名前は冗談みたいですが、味はしゃれになりません、かなり旨いです。
売りは
(ア)筋や脂を完全CUT、100%赤身のマトンロース使用
(イ)添加物や化学調味料不使用。自然材料使用の生ダレ。
(ウ)手作り生ダレに漬け込み、完全熟成後急速凍結
(エ)別添えの手作り生ダレで野菜もおいしい。
と言った感じです。
いま、世の中はほとんどがラムという風潮ですが、ラムは仔羊なんです。生後1年未満です。
米沢牛をみてください。米沢牛に仔牛はいません。米沢牛の定義は3年以上肥育されたもの。それより短ければ本当の美味しさが出てこないんです。
つまり羊も3年肥育した方が美味しいんです。それは間違いない。
ということで、平成23年まで販売していて大好評だったのです。
ところが、21世紀になってから地球規模の異常気象で豪州では牧草が育たず羊の飼育頭数が激減していました。あまりにも減りすぎてなんとか頭数を回復するためにラムを出荷せず親にして繁殖させようとしたことから、肉が入荷しない。とくにこの吾妻山麓最上川源流伏流水仕込み熟成マトン一口ステーキに使う肉は、かなりレベルの高い肉なので本当に入手できないでいました。
ようやく入手に成功したのが3月中旬。早速販売を開始しました。ということでまずは試食です。
お肉はたれに漬け込まれて真空パックされています。
開封後温めたフライパンに肉だけ入れます。
両面をサッと焼いたら野菜を入れて添付のたれを入れます。
野菜に火が通ったらできあがり。
うんまいですよ。
近日発売予定です。

ベニソンジャーキー

去年、ディハイドレーターという乾燥器をアメリカから直輸入さていただいた話しはここに書きました。以前馬耳のジャーキーを作るときも活用させていただきました。すごくいろいろな事に使えるのでこんどはベニソンをジャーキーにしてみたんです。
鹿といえば、北海道ではエゾジカがすごく有名でかなり売れています。しかし、あっちは野生なので、どうも最終的には心配が残ります。その点ベニソンは飼育されている鹿ですから安全なんです。ということで、早速ジャーキーに。

まず最初ですから肉の厚さはいろいろ試してみました。
1.5cm、1cm、0.5cmの3種類。
さすがに厚いのは乾かないな。
他のより半日ほど多く乾燥してました。それに、酵素が大事なので乾燥するとき温度を上げてませんので時間が掛かります。
さて、できあがったベニソンジャーキーです。今日は楽しい試食の日。待ちきれなくて目がらんらん(^з^)
ヴィアンドに1つ与えてみました。そしたらこのよだれ。めちゃくちゃうまいんでしょうねえ。
今度販売したいと思います。自家製ベニソンジャーキーです。

馬の気管

もう1ヶ月に一回しかブログをかかないつもりでいたんですが、最近なんか試食用が多いんですよ。もちろん三わんこの試食ですけど。

そんなわけで今日アキレスの作業をしていたらこんな物が入ってきました。しかも1本だけ。間違えて入れてきたようですね。こまったもんだ。
一本だけじゃぁ販売も無理なので早速うちの三わんこに試食させることにしました。
きっちり三等分にしてけんかにならないようにしたんです。まぁ無理ですが。
なかなか表面がつるつるして食べ始めるのがつらかったようです。でも、他の犬どもが食い始めると負けていられないと猛然とかみ始めました。
挑戦すること5分ようやくカミカミできるようになってきました。
そして20分が経過した頃、ヴィアンドはようやくゴックンと飲み込む事が出来たのであった。
続く!

北海道産ラムハーツステーキ

今日は忙しかったんだけど、Facebookとブログの連携をさせたので試験のため3わんこの試食を2つも更新した。けど、人間の試食だってやってるんだということで一個だけ。

さて、当店ではシープハーツステーキという商品を販売しています。これはこれでかなりおいしいんだけど、北海道産のラムのハーツが入荷したので、ステーキにしてたべてみました。
もう、塩を多めにふってタマネギと一緒にステーキにしただけ。なんのひねりもないんですけど。
弱火の強めの火力でじっくり焼く。はい、できあがり。
焼き加減はどう?中心の方がちょっと赤いけどまぁまぁじゃない。
やっぱ、北海道産のラムは違うね。なんというかおおざっぱじゃ無い。プレサレをたべたときも感じたことなんだけど、繊細。これは販売したい。あとで売ります。ぜったい売ります。
今日はおごってセミドライトマトも使って見ました。これはオーストラリアの大地で育ったトマトを干してキャノーラオイルや天然のハーブにつけ込んだもの。そのままたべてもおいしいけど本来の料理用ともいける。
もちろんタマネギは最高。
ほら、ほらほら。
問題はこれらの写真のファイル名だよ。
つまりだ、2012年の2月17日午前2時03分に焼き上がったって事だ。
こんな時間に試食しているオレ。もしかして老い先短いかもなぁ(´Д`)
こんなオレに一票を・・・そういうシステムはありません^^;

sheep brain 試食

昨日平成23年11月21日(月)は米沢に初雪が降りました。結構白くなりましたね。寒い寒い。とうとうストープをだしてしまいました。今日はぽかぽか。

ということで、先週入荷した羊のいろいろな物を試食してます。

まず今回は脳みそを試食してみました。
本当はフライが美味しいらしいのですが、天ぷら用のなべが用意できなかったこともあってソテーをすることに。



まずじっくり解凍します。今回入荷の商品は6個が一つのトレーに入っていて一つ一つ切り離すことが出来ます。かなり便利。

いろいろなレシピを参考にまずクールブイヨンを作ります。
クールブイヨンは酢を使って香草を入れたスープです。


本来ならばクールブイヨンに脳みそを入れる前に、綺麗に洗って血管とか汚れを取り去るらしいのですが、そのまま解凍した物を、脳梁や小脳の部分と脳みそ本体とに切り分け、クールブイヨンに入れてしまいました。とりあえず小脳や脳梁も味見と言う事で全部入れましたよ。

そして、3時間ほどつけ込んだらおもむろに加熱を。30分煮ました。

はい、とりだしてあら熱を取っています。

拡大図はこんな感じ。

そして小麦粉を付けて


ジュー。最初は普通の油で。あとで風味付けにバターを入れました。

角切りのトマトをあしらってほらできあがり。調理前の姿はぜんぜん想像もつきませんね。

試食試食。



今日は元ネトゲ廃人のM澤が試食担当を買って出ました。

おそるおそる食べたM澤。

食感にいや~ん

ん?これは意外と・・・。

と言うわけでなかなか美味しいじゃんか。まじう゛まい。

ではまた!

キュイスド・カナール・ド・マレをなんちゃってコンフィにしてみた。

久し振りに試食づいていてコレステロールと脂肪が非常に気になる高脂血症の暇な肉屋です。
この前、フランス産の沼地の鴨」フィレド・カナール・ド・マレ」をオレンジソースで食べたんですが結構血の臭いがあって好きな人はすきだけどだめな人は難しいんだろうなぁとは思いましたが、私的にかなり美味しかったので、ここら辺で超特価で販売をすることにしました。
で、胸肉は美味しかった。じゃ、モモ肉はどうなのってことで、こちらも試食しました!

まず、じっくり解凍して塩コショウ。そしてパックに油とにんにくローズマリーでも入れてパックしました。


3時間くらいじっくりつけ込んでおきました。もちろん室温で放置。
それをぬるま湯と一緒に炊飯器の中に。
保温スイッチオーン。ランプが着いた。炊飯器の中で作業が始まった。



で、4時間放置しました。炊飯器は大体80度くらいなんですね。

四時間経過した物を開封しフライパンでとろ火でカリッとなるまで焼きました。
今回も時間も時間なので付け合わせは一切用意しませんでした。すみません。不健康な肉屋です。



うまい!

まじそう思いました。胸の時のような血の臭さが綺麗に消えています。かなり美味しいです。そして柔らかい。
久し振りに美味しいお肉を食べました。おいしかった。是非皆さんにもお勧めしたいです。

ただ、スポットで入荷したので、現品限りなんです。今みられていても無くなっているかもしれません。売れない肉屋なので余裕で23年中は残っているかも。

このマレ(marais)という名前は沼地という意味で、言うならば沼地の鴨、略してヌマかもとか言う物ですね。
飼育風景を見せて貰ったんですけど、これってぜんぜん沼地じゃないじゃんか。湿地帯とか沼地って聞いてたのになぁ。でもまぁ放し飼いにされていて健康的に育っているような気がします。かなり広いよね。それにしても地平線に山がないですねえ。米沢では考えられない。クリックすると大きくなりますが1400ピクセルなので、ノートパソコンとか注意してください。